最近読んだ雑誌で、野村訓一君のTEXTがとても印象的だった。
幼い頃は、誰もが親や先生の言うことを素直に聞き、やがて毎日楽しく学校に通い始める。
俺たちの心はまだ真っ白なキャンバスとも言える存在であり、すべてが眩しく見えたとおりをスポンジのように吸収する。無の状態から生まれた赤ん坊は最初自分が誰であるとか何になりたいのかなどまったく気づいちゃいないのだ。それがどうやって自分を認識し、己を築いていくのか?
それこそが反抗なのだ。
右に行けと言われれば左へ行き。ルールを守れと言われれば片っ端からそれを破る。
反抗、人にとって何かに反抗するということは自分という存在を確かめる為の大切な行為であり自分を発見するための大事な物差しなのだ。
そして最初はちっぽけな親の反抗から始まり、やがて時代への反抗、社会への反抗、価値観への反抗とより大きなものに反抗することで自分となっていくのだ。
ものごとをあるがままに受け入れるのではなく、常に「なぜだ?」と疑問を持つ。そしてそんな反抗を人に伝え、社会を変えようとするときにどんな方法があるのか?
暴力なき反抗、血の流れない革命。
群れを組むことなく、途方もなく大きく、またパワフルな相手に向かって、誰の干渉も受けずに反抗するには?
TEXTで読むと改めて感じる自分の心中の反抗心。
反抗の仕方も人それぞれだ。自分なりに自分なりのやり方で。
最近、大切な人からのPickで「MILK」という映画を観た。
舞台は自分にとって生まれた場所の次にゆかりの深い、アメリカ・サンフランシスコ。
1970年代のアメリカ・サンフランシスコで、同性愛者であることをカミングアウトし、政治の公職についた実在の政治家、ハーヴェイ・ミルク。
内容は「反骨心」「マイノリティー」「アバンギャルド」「愛」、そして何よりも「人間らしさ」をとても感じた。
見ていない方々には、是非見て頂きたい映画の一つです。
そして何よりも夢や希望を持ち続け挑戦し続ける姿勢。
一番格好良い。
peacce & luv.
p.s.
真崎君、また、「スプートニク」のイベントに参加したい。