1月29日より、菅原一剛による写真集「DUST MY BROOM」の発行を記念して写真展が開催されます。
我々が日々出し続けているゴミ、その一度は不用とされたゴミたちは様々な処理を経て「新しいもの」として再生します。菅原は青森県弘前にあるリサイクル工場を訪れ、とてつもなく大きなゴミの山を目の前にしたとき、その姿に"かっこいい""うつくしい"と感じました。タイトルでもある「DUST MY BROOM」はスライドギターの名手、エルモア・ジェイムスの代表曲です。ブルーズの中では、さまざまなシーンで「やり直す」ことの比喩として歌われています。この写真展では新たに再生する力を発見するとともに、菅原が感じた"かっこいい""うつくしい"をぜひ体感してください。
菅原一剛(Ichigo Sugawara)1960年生まれ。
大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治氏に師事。フランスにてフリーの写真家として活動を開始して以来、数多くの個展を開催すると同時に広告写真、CFなども手がける。撮影監督を務めた映画「青い魚」は、1996年ベルリン国際映画祭にて正式招待作品として上映された。2005年には「蟲師」のオープニングディレクターを務めるなど、その活動は従来の写真の領域を超え多岐に渡る。2004年フランス国立図書館に10点の作品が収蔵される。2005年6月、ニューヨークのPace/MacGill Galleryにおける「Made in the Shade」展に、ロバート・フランク氏らとともに出展。近書に「写真がもっと好きになる。」(2008年5月ソフトバンク・クリエイティブ刊)がある。
開催日時
2010年1月29日(金)〜2月24日(水)
※展覧会初日の1月29日(金)18:00〜20:00は作家を交えてオープニングレセプションを行います。
会場
トーキョーカルチャート by ビームス(原宿)